古い屋根材を撤去することにより屋根下地や野地板もメンテナンスすることができますので、お住まいそのものの寿命を延ばすことにつながります。また、軽い屋根材への葺き替えを行うことで耐震性を高めることができます。
葺き替え
すでに葺かれている屋根材を撤去して新しい屋根材に葺き替える工事方法です。
葺き替えを検討する時期について
Advantages
屋根瓦
様々な屋根材の中で、三州瓦等の本焼き瓦は、最も寿命の長い屋根材です。 地震などの天災に遭わなければ、100年はもつと言われています。 しかし、100年もたせるためには、メンテナンスも大切です。棟や谷、雨押えといった、屋根面と屋根面が接合する部分に使われている漆喰を、10年に一度は点検しましょう。 ひび割れていたり、剥がれていたりすれば、そこから屋根全体が傷み始めます。 また、本焼き瓦以外のセメント瓦やU瓦などは、表面塗装が剥がれたら、点検をおすすめ致します。 塗装の薄くなったセメント瓦は、雨水が染み込みやすくなり、屋根下地の腐食につながります。
コロニアル屋根
焼き付け塗装のできないコロニアル(スレート)屋根も、表面塗装が剥がれてしまうと、雨水が浸透圧を引き起こし、 屋根材を固めている固着剤が流れ出してしまうため、屋根材としての強度が劣化してゆきますので、10年から15年ほどで一度チェックをしてみましょう。
おすすめの屋根材
Recommend
おすすめの屋根材はガルバリウム鋼板です!
ガルバリウム鋼板
今最も使われている屋根素材。
これまで金属屋根と言えば、いわゆる「トタン」という、亜鉛99%の素材で、これは加工性に優れている為、薄くて軽い屋根を成型することができました。 しかし、サビに弱いという難点があり、トタン屋根は10年ほどでサビが浮く・・・という印象がありました。その弱点を克服したのが、亜鉛の両側からアルミニウムをサンドイッチするように溶融させた、ガルバリウム鋼板です。亜鉛の加工性をそのままに、サビや退色に強く、しかも軽い!メーカー保証10年付(防錆)の、今一番使われている屋根素材です!
屋根の状態や経過年数、お客様のライフプラン、予算、コストパフォーマンスをふまえ、総合的に判断した上でお客様を最適なご提案をさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください!
主な屋根材の比較
Comparison table
ガルバリウム鋼板
特徴
加工性が高い上にサビや退色に強く、しかも軽い。
強度
◎:金属なので割れない。
メンテナンス
外的要因がなければメンテナンスフリー。
デメリット
金属だから錆てしまうのでは?という不安 ⇒ 赤錆15年保証付きです!
トタン屋根は音がうるさいでしょう? ⇒ 既存スレート屋根の上に、断熱材が裏張りされた屋根材を葺くので、これまでクレームは一度もありません!
コロニアル(スレート)
特徴
軽量かつ単価も安い。また施工もしやすく、瓦にかわり日本の屋根の主流になった。しかし、耐久年数はやや短い。
強度
×:割れやすい。
(一部の高級スレート屋根を除き、保証はついておりません)
メンテナンス
新築時のコストパフォーマンスは最高!
しかし耐久性が乏しいため、定期的なメンテナンスが必要。
デメリット
定期的にメンテナンスが必要。ランニングコストが高い。
瓦
特徴
耐久性に優れており、外的要因で壊れない限り長持ちする。